小浦眼科

目の周りの筋肉(眼輪筋など)に緊張をやわらげるお薬(ボツリヌストキシン)を注射する治療方法です。 治療時間も短く、次の日からは、ほぼ普段と変わりなく生活できます。効果はそれぞれの高い治療方法ですが、効果の持続期間が数ヶ月のため、何度も繰り返し治療を受ける必要があります。

治療効果は注射後1ヶ月ごろが最大で、3〜6ヶ月程度は続きます。その後は効果が弱まるため再度注射が必要となります。

副作用として、一時的に瞬きが減り、浅くなるなどによる流涙、ドライアイ、寝ているときに眼がやや閉じにくくなることがあります。ごくまれに眼瞼下垂、物が二重に見えるということなどが起こることも言われていますが、これらは薬の効果が減ってくると改善します。

全身に対する副作用はないため通院治療ができます。

※ボツリヌス毒素療法及びボトックス治療対象疾患(眼瞼痙攣・片側顔面痙攣)に関する最新情報はグラクソ・スミスクライン株式会社のサイトに紹介されています。

適応疾患

まぶしさ、自分の意思に関係なく、両目のまばたきが多くなり、目を開けるのがつらい、思い通りに目が開閉できなくなる病気「眼瞼痙攣」や、片側の目の周りが、自分の意志に関係なく勝手にピクピク、口元がひきつった感じになる病気「顔面けいれん」など。